今回は忙しい毎日を送る女性起業家の皆さんのためのブログになります。
「今日こそは早く寝よう」と思いながら、気づけば深夜。
まだやり残した仕事が気になって、なかなか眠れない。
翌朝、目覚めは悪くて午前中は頭も体も重く、昼食を食べれば強烈な眠気に襲われ、気づけばパフォーマンスの悪い1日…
そんな経験、一度や二度ではありませんよね。
ぼくは長い間、経営者としてそんな日々を過ごしてきました。
結果、ミスは多く仕事時間が長くなり、精神的にもイライラするのでトラブルも多くなります。
人間関係は悪くなり取引先、部下、家族みんな敵に見えてしまいます。
そして会社は静かに傾いていきました。
気付けば鬱になり、全てを失いそうになっていました。
でも、そういう経験が今となっては睡眠の専門家として活きているように思います。
ぼくのところにご相談にいらっしゃるお客さまは9割が女性で、中でも起業家の方が圧倒的に多いです。
快眠整体の施術やコンサルなどを通して、多くの女性起業家たちのお悩み解決のお手伝いをしてきました。
眠れるための体質づくりや食生活、生活習慣でほとんどの方は改善されますが、なかなか改善されない方もいらっしゃいます。
どうしたらこの方の睡眠はよくなるんだろう…
お客さまと向き合っているうちに、解決策となる“眠れる”思考法にたどり着きました。
今回は、その“眠れる”思考法についてお伝えします。
女性起業家が直面する睡眠と生産性のジレンマ
まず、驚くべき事実からお伝えします。 日本人の3人に1人が、睡眠で何らかの問題を抱えているんです。
厚生労働省が行った令和3年度に行った健康実態調査の結果報告では、34.7%の方が「睡眠全体の質に満足できなかった」と回答しています。
ここでは比較しませんが、以前の調査結果より増えているように思います。
また、驚くべきは約2人に1人が睡眠中に目が覚めているということです。
ぼくたち起業家や経営者は、常に新しいアイデアを生み出し、ビジネスを成長させるプレッシャーにさらされています。
クライアントとの打ち合わせ、企画書の作成、従業員の管理、財務の確認などなど…
やるべきことは山積みです。
そんな中で、「睡眠」はついつい後回しにしがち。
「あと1時間頑張れば…」と自分に言い聞かせ、気づけば夜中になっている。そんな日々を送っていませんか?
でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。睡眠時間を削って仕事をこなすことが、本当の意味で「生産性」に繋がっていますでしょうか?
想像以上に深刻な不眠がもたらす影響
睡眠不足が続くと、心身に様々な悪影響が出てきます。
その影響は、私たちが想像する以上に深刻で広範囲に及びます。
1.身体への影響
- 慢性的な疲労感:朝起きても体が重く、一日中だるさが取れない。
- 頭痛やめまい:集中力を必要とする仕事中に、突然の頭痛やめまいに襲われる。
- 免疫力の低下:風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなる。
- 長期的には生活習慣病のリスク上昇:高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる。
- 糖尿病や癌をはじめとする五大疾病は睡眠不足が原因であることが分かっている。
2.心への影響
- イライラや焦燥感の増加:些細なことでイライラしたり、必要以上に焦ったりする。
- 集中力の低下:重要な会議中に話を聞き逃したり、書類の細かいミスを見逃したりする。
- うつ症状のリスク:気分の落ち込みや、何もやる気が起きないといった症状が現れる。
3.ビジネスパフォーマンスへの影響
- 創造力の低下:新しいアイデアが浮かばない、企画会議で発言できない。
- 判断力の鈍化:重要な意思決定を迫られたとき、最善の選択ができない。
- ミスの増加:契約書の重要な箇所を見落としたり、顧客の名前を間違えたり。
そして、ここからが厄介な悪循環の始まりです。仕事のパフォーマンスが落ちると、さらに焦りが生まれ、余計に眠れなくなる。そしてまた心身の調子を崩す…
例えば、こんな経験はありませんか?大切なプレゼンを控えた夜、緊張で眠れず徹夜してしまってその結果、プレゼン本番では頭が回らず、うまく説明できない。クライアントの反応も今ひとつで、落胆した状態で帰宅。その夜もまた、反省と不安で眠れない。
ずっと交感神経が優位にたっていてひと時も休まらない。
この堂々巡りから抜け出すのは、本当に大変だと思います。
だからこそ、このブログを読んでいただいているわけですよね?
でも、大丈夫!
抜け出す方法はあるのです。
不眠の根本原因となる思考パターン
では、なぜ眠れないのでしょうか?その根本には、実は思考パターンの問題があるのです。
1.自分より他人を優先する思考
クライアントのために、従業員のために、家族のために…と、自分の時間を削って頑張ってしまう。その結果、自分自身をケアする時間が失われてしまいます。 例えば、クライアントからの急な依頼に「はい、今すぐやります」と即答してしまい、予定していた早めの就寝ができなくなる。あるいは、スタッフがいれば仕事を手伝うために自分の仕事が後回しになり、結局夜遅くまで残業することになります。
2.生きることより仕事を優先する価値観
「仕事さえうまくいけば、他は何とかなる」そんな考えに陥っていませんか?
例えば、締め切りに追われて毎日深夜まで働き、休日も返上して仕事をする。
確かに短期的には成果が出るかもしれません。
しかし、心身の疲労が蓄積され、長期的にはかえって生産性が落ちてしまいます。
そして、そのツケは心身の不調として必ずやってきます。早ければ3ヶ月後、長くて10年後に来る場合もあります。
3.完璧主義と過度な責任感
「全て自分でやらなければ」「ミスは絶対に許されない」。
こういった考えが、自分自身を追い詰めてしまうのです。
完璧を求めるあまり、些細な部分の修正に何時間も費やしてしまう。あるいは、「私がやらなければ」と思い込んで、仕事を任せることができない。
その結果、仕事がどんどん溜まり睡眠時間を削らざるを得ない状況に
これらの思考パターンは、一朝一夕には形成されません。
長年のキャリアの中で、少しずつ染み付いていったものです。
だからこそ、変えるのは簡単ではないかもしれません。
しかし、本気で変えようと思わなければ、何も変わらないでしょう。
トルストイというロシアの小説家がこんなことを言っています。
「誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようと思わない」
そうなんです。
世の中のために、困っている人のために…
真剣にそう思っている真面目な人ほど自己を犠牲をして結果が出せずに、また新しいことを学んでお金がなくなって、そのためにまた働いて健康を害してしまっている方が本当に多いです。
成功する女性起業家の”眠れる”思考法”
では、どうすれば良いのでしょうか?
ここからは、成功している女性起業家たちが実践している”眠れる”思考法についてお伝えしますね。
これらの方法の核心にあるのは、自分自身と向き合う時間を持つことの重要性です。
1.自己優先の重要性
真面目で人のことを第一に考える方にとって「自己優先」というとはちょっと嫌なイメージがあるかもしれません。
かつて僕がそう思っていましたがいわゆる「利己主義」とは違います。
まず自分自身を大切にすることで、周りの人々にも良い影響を与えられるのです。
例えば、週に一度は早めに仕事を切り上げて、自分のための時間をつくる。
趣味の時間を楽しんだり好きなことをするのもいいですが、何もしないでとにかくゆっくり休むことが大切です。
そうすることで、翌日以降のパフォーマンスが上がり、結果的にクライアントや従業員にも良い影響を与えられます。
余裕がなくて難しい顔をしていたり焦っている人よりも、余裕のある笑顔の人の方が良くないですか?
この「自分の時間」を通じて、自分と見つめ合う機会をつくってみてください。
物事がうまくいっていない時は、たいてい強い思い込みや刷り込みによることが殆どです。いや、それしかないと言っても過言ではありません。
自問自答する時間を持って、その思い込みに気づけたらあとは手放すだけです。
そうすれば「仕事や、やらなければいけないことをこなすことが目的の人生なのか、それとも生きることそのものが目的となっている人生なのか」という本質的な問いにも自然と向き合えるようになっていきます。
ちょっと難しいかもしれませんね。
ここのところはまた改めて詳しくお話したいと思います。
2.「生きる」ことを第一に考える
仕事は人生の一部であって、全てではありません。
心身ともに健康であってこそ、良い仕事ができるのです。
仕事を第一に考えていると、ついつい睡眠時間を削ったりして無理をしてしまい勝ちです。
これは到底、健康を無視して生きることが目的になっているとは言えません
この「生きること」を第一に考える姿勢は、実は睡眠の質にも大きく影響します。人生の三分の一は睡眠です。当然と言えば当然ですね。
生きること自体に目的を見出すことで、不必要なストレスから解放されます。
不必要なストレスを寄せ付けないと言ってもいいです。
すると、驚くべきことに自然と眠れるようになり、体の不調も改善されていくのです。
そしてぼく自身も経験していますが、ほとんどのお客さまは睡眠時間が増えて質もよくなって健康になられ、仕事のパフォーマンスも上がり収入も上がっています。
3.仕事と生活のバランスを取る方法
仕事と生活のバランスを取るには、いくつかの具体的な方法があります。
ググるとこんな感じでAIさまが答えてくれます。
↓↓↓
仕事と生活のバランスを整えるには、ワークライフバランスを意識した取り組みを行うことが大切です。ワークライフバランスとは、仕事と私生活の調和、またはその調和がとれている状況を指します。
ワークライフバランスを整えるための具体策としては、次のようなものがあります。
- 残業しない日を作る
- 仕事を持ち帰らない
- 健康的な生活を心掛ける
- 資格取得や習い事など新しいことにチャレンジする
- 食事に気を遣ってみる
- 有給休暇を取得する
- テレワークを導入する
ワークライフバランスが悪い状態とは、仕事と生活の両立ができなくなる状態を指します。プライベートを犠牲にして仕事中心になってしまうことが具体的な例として挙げられます。
実はこれ、全て正解であって不正解です。
どういうことかというと、どれやってもいいのですが義務感でやらないということです。
そうしないと
- 残業しない日をつくったから仕事が遅れた
- 仕事を持ち帰らくても家で気になってしょうがない
- 健康的な生活を心掛けているのに全然健康にならない
- 資格取得や習い事など新しいことにチャレンジしたはいいが余計な出費と時間がもっとなくなった
- 食事に気を遣いすぎて逆に疲れてしまった
- 有給休暇を取得しても精神的には休まらない
- テレワークを導入したが、家庭でいろいろと問題が起きた
などなど途中から苦痛でしかなくなったり、義務感でやってしまって逆効果とうこともあります。
では、「何が大切かというと「したいかしたくないか」です。
仕事も生活も両方です。
したいことをしている時はあっという間に時間が過ぎるくらい集中していますし、それほど疲れないで、なによりも充実感で満たされていますよね。
実に身体は正直です。
この3つを意識することで自然と心身のバランスが整い、眠れるようになり、体調も良くなっていくのです。
人の身体は勝手に生きようとしています。
そして、悪いところがあれば勝手に治そうとしてくれています。
眠れなかったり、健康に生きられないのは不自然なことがあるからです。
自然に生きるということを自分と見つめ合って問いかけてみてください。
そうすれば心身ともに、より健康で豊かな人生になると思います。
成功する女性起業家の”眠れる”思考法の核心は、自分自身と向き合う時間をどれだけ大切にできるかということに尽きるのです。
まとめ:睡眠と成功の関係性
良質な睡眠は、何よりも大切な資産です。
それは単なる疲労回復にとどまらず、創造力の向上、判断力の改善、感情のコントロール、記憶力と学習能力の向上、さらには身体的健康の維持まで、多岐にわたる恩恵をもたらします。
良い睡眠は良いビジネスの揺るぎない土台となるのは言うまでもありません。
しかし、多くの女性起業家が見落としがちな重要な点があります。
それは、自分の時間を持ち、自分自身と向き合うことの大切さです。
日々の忙しさに追われ、全てが「~すべき」「~ねばならない」になっていませんか?
ここで、立ち止まって考えてみましょう。
あなたの人生の目的とは何でしょうか。
決して生きるために仕事をするのではなく、楽しく人のお役にたちながら仕事ができるように健康的に生きてください。
ところで、10年で5%、20年で0.4%
この数字何だか分かりますか?
起業してからの生存率です。
つまり、10年生き残る企業や起業家は100人中5人で20年生き残るのは1000人中たったの4人ということになります。
これが現実です。
消えていってしまうのは、志虚しく義務感でいっぱいになってしまう人です。
そして待っているのは孤立、借金、病気です。
眠れなかったり、身体の不調があれば何かのサインです。
心の声と言ってもいいです。
そういう時はぜひ、自分自身と向き合ってください。
「今のこの状態にはどんな思い込みがあるんだろう」と問いかけてみてください。
そして、思い込みに気付いてください。
最初はこの感覚、なかなかつかめないかもしれませんが、続けていれば驚くべき変化が訪れます。
自然と眠れるようになり、体調も改善され、人間関係もビジネス自然とうまくいくようになりお金まわりも良くなります。
お金は人間が作ったものですから、人間関係が良くなれば必ず良くなります。
人間関係は自分自身と向き合えるようになれば、自然と良くなっていきます。
他人は自分の投影で鏡だからです。
そして、自分を大切にできない人は最終的に他人も大切にできません。
繰返しになりますが、自分の時間をつくってください。
そして、自分と向き合ってください。
具体的な方法や分からないことがありましたら、お気軽に質問してください。
このブログを読まれた方は無料で睡眠相談をさせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今日はいつもより早く休んでみてくださいね。
いつでもあなたのことを応援しています。
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